学生だけじゃない!大学図書館の利用者

特徴
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今回は大学図書館の利用者について掘り下げていこうと思います。

大学図書館はその名の通り大学に所属している図書館で、大体は大学の敷地内に建てられています。

そのため図書館の利用者もその大学に通う生徒ばかりなのかな……と思いがちなのですが、実は大学図書館は一般の方でも入ることができるところも多いんです!

そのため多くの大学図書館には”利用区分”といって利用者の立場によって図書館の利用可能な範囲があらかじめ定まっています。

大学図書館で働くときは、学生以外の利用者にも気を配る必要があります。どんな利用者がくるのか例をご紹介していきますので、大学図書館で働くイメージを掴む助けにしてくださいね♪

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大学図書館の利用者は学生がほとんど

大学図書館の利用者の多くは、当然学生です。

本が好きな学生が本を借りに来ることもありますし、レポート試験や卒論の時期になればその参考資料集めに図書館が賑わいます。

医学や理系の分野に強い大学であれば、実習や研究の時期に特定の分野がどっと借りられます。また、語学系の専攻のある大学は外国語のテキストや多読本も揃えているはずなので当然その利用者もありますよね。

そして昨今の図書館は、本を借りる・読むためでなく学習空間としての利用もあるかと思います。

図書館の閲覧席の風景を思い浮かべると参考書をいっぱい広げて黙々と自習する……という光景が目に浮かぶかと思いますが、最近は学生が自発的に学習を行うアクティブ・ラーニングが推奨されてきており、それを支える学びの場として「ラーニング・コモンズ」という施設が図書館の中に作られることが増えてきました。

「ラーニング・コモンズ」は大学によって定義はいろいろですが、PCや通信環境が整っていて、ディスカッションをしながら勉強をしたり、アシスタントを配置し学習や情報収集の相談もできるという場所を指すことが多いです。

そういう訳で、「学習をするために図書館を利用する」学生もかなり多くいるのです。

私が勤めていた図書館でも試験期間になると閲覧席もラーニング・コモンズもほぼ満席になり、学生さんで賑わっていました。

そういった理由で、やはり大学図書館の利用者の第一位は学生であることには間違いありません。

教員の利用について

学生の次に利用が多いのが教員です。

授業で使う本や視聴覚資料を借りに来るということもあるのですが、大学の教員はみなさん研究者でもあります。授業をしながらご自身の研究を進めたり、論文の執筆をされています。

そのため研究に必要な本や資料を借りに来られることが多いです。

学生よりも難しい本が多かったり、場合によってはILLサービスを使って他大学から資料を取り寄せる手続きをしたりします。

あと、学生に比べて立場や年齢が上の方なので接客対応にも気を使います。中には怖い先生やせっかちな先生などもいらっしゃるので、学生を相手にする時よりも対応に正確さとスピードが求められます。

司書たぬき
司書たぬき

先生がいらっしゃると未だに背筋がピン!となります(・_・;)

あとこれは私の個人的な考えなのですが、教員に図書館を心地良く使っていただくということは、学生の利用促進にも繋がると思います。

大学図書館の利用者のほとんどは学生ということを上述しましたが、その多くがリピーターなのです。

学生の多くは必要に駆られないと図書館を利用してくれないため、多くの学生が「卒業までに図書館に行ったのは1回(新入生オリエンテーション)くらい、もしくは行ったことがない」というのが現状です。

図書館には本だけではなく、インターネットを使ってレポートを書ける場所があったり、視聴覚資料を見られるスペースがあったり、ラーニング・コモンズがあったりと学生生活をきっと豊かにしてくれるような施設があるのにも関わらず、多くの学生はそれを利用すること無く卒業してしまうんです。

図書館のアピール不足ということも否めないのですが、そんな中”先生が学生に図書館の利用を促す“というのがとても効果があるんです。

そのために先生にまず図書館がどれだけ使いやすい施設かを分かってもらわなくてはならないので、教員の対応には気を使ってしまいますね。

一般の利用について

最近の大学図書館は、学生や教員だけでなくその地域に住んでいる人、同じ地域の大学の学生などにも利用が可能になっているところが多いです。

というのも、最近の大学は「地域連携」を強調しているところが増えてきており、その地域の観光地やお店、商店街にフィールドワークさせる学習スタイルが確立しているのです。そのため大学図書館も数多くある蔵書や資料を地域の人々に提供したり、その地域の公共図書館と連携をしたりすることが多いようです。

また、大学の講座を一般の人にも開放する公開講座開放講座聴講生といったシステムもあり、そういった人たちにも図書館を利用していただく必要があります。

(余談ですが、こういった聴講生の方は年配であることが多く、入りたての時は教員なのか聴講生なのか判断が難しくて対応が大変でした……。)

しかしながら大学は学生・先生のためにあるというのが大前提なので、試験期間などは学生の利用を優先したり一般利用者の利用をお断りしている大学もあります。

利用者区分によって、利用規定が異なるので注意が必要

公共図書館はその地域に住む人々老若男女問わず利用が可能で、そのため蔵書構成も幅広く自由に利用できるスペースや空間も用意されています。

しかし大学図書館は学生や研究をサポートすることが主の目的であるため、蔵書構成は大学の専攻に寄りますし、学外者の利用を制限しています。

実際に利用者も学生がほとんどですが、教員ももちろん図書館を利用しますし、一般の方も来られます。その区分によって借りられる冊数や期間が違っているので、それをきちんと把握しなければならないのが大学図書館の難しいところです。

また、一般向けライブラリーカード(入館証)の発行や他研究機関からの紹介状の対応など入退館の管理も図書館員の立派なお仕事です。

大学図書館は利用区分が定まっている分、適切に判断・対応できる能力も必要です。

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