ラーニング・コモンズって何をするの?

仕事内容
こちらの記事内には広告が含まれています。

最近の大学図書館には「ラーニング・コモンズ」と呼ばれる施設が併設されていることが多いです。

私の働いている図書館にも数年前に図書館の一部を改築してラーニング・コモンズができました。

そんなラーニング・コモンズの管理運営も大学図書館司書の業務に含まれていることがありますので、今回はラーニング・コモンズについてご説明したいと思います。

ラーニング・コモンズとは

まずはラーニング・コモンズの定義から。

生の学習支援を意図して大学図書館に設けられた場所や施設.具体的には,情報通信環境が整い,自習やグループ学習用の家具や設備が用意され,相談係がいる開放的な学習空間を言う.飲食コーナが付設されていたり,図書館外に設置される例もある.1990年代に米国で増加し,日本では2000年代後半に導入が始まった.運営については,図書館資料やデータベースの利用と図書館員の常駐は必須とする考え方から,学生が快適に学習する環境があればよいとする考え方までさまざまである.図書館という物理的な空間が持つ力を評価する「場としての図書館」の議論が高まる中で,アクティブラーニングをはじめ多様化する「学び」を支える場として広がりを見せている.

コトバンク

最近増え始めた施設ということもあり、ラーニング・コモンズの在り方は大学によってそれぞれです。

パソコンが使え、ディスカッションを行ったりレポートの印刷ができる場所というのが大体なのですが、コワーキングスペースがあったり飲食スペースがあったりレポート作成を手助けするアドバイザーのような人が常駐していたりと各大学によって違いがあります。

興味のある方はいろいろな大学のHPを見てみると良いかもしれませんね。

ラーニング・コモンズの仕事内容

派遣会社の契約などによっては、このラーニング・コモンズも図書館司書に管理運営を

任されることも多いです。

仕事内容としては主に

  • グループ室などの予約・管理
  • パソコンの貸出・管理
  • 利用者への相談窓口

といった感じでしょうか。

ラーニング・コモンズは通信環境が整っているため、レポートを作成するためやプレゼンテーションの練習などにも良く使われます。

そういった学生のサポートができるように、ラーニング・コモンズに常駐するスタッフはある程度パソコンスキルが求められます。

また、先生方もラーニング・コモンズを授業で利用することもあります。そういった先生方への円滑なコミュニケーションもある程度は必要でしょう。

このように、ラーニング・コモンズは図書館内の施設でありながらあまり司書らしい仕事はできません。

しかし「知の拠点」としてデータベースの使い方や資料の検索方法を教えたり、レポート作成の手伝いをしたりとよりよく学生や先生が学習しやすくなるような環境づくりが必要になります。

司書らしさはあまり無くても、図書館のこれからを担う重要な役割なのです。

最近の図書館は「住み分け」が必要

皆さんは「図書館」と聞くと静かな空間で声を出すのが憚られるという印象をお持ちかと思います。

しかし昨今の大学図書館では、従来のサイレントスペースに加えてラーニング・コモンズのような学生が主体的に行動できるスペースも必要とされています。

一人で自習したい人や本を読みたい人は閲覧席や個人席などを利用し静かな空間で作業に没頭し、

一方で就職活動の面接やグループディスカッションの練習をしたり、ゼミのメンバーで相談しながら勉強したりするためにラーニング・コモンズを利用します。

どちらとも図書館の資料やデータベースを使うという点では同じなのですが、静かな空間とディスカッション可能なスペースを分けることによって図書館へのニーズが広がります。

もっと図書館を使ってもらうために、資料を活用してもらうためにはラーニング・コモンズは欠かせない施設となりつつあるのかもしれませんね。

働きながら図書館司書資格を目指したい方へ

図書館司書資格は規定の科目を大学・専門学校ですべて履修することが取得の条件です。

難しい試験などはありませんが、講義を受ける必要があるため仕事や家事で忙しい方は取得が大変かもしれません。

それでも図書館司書資格を目指したい方におすすめなのが、通信制大学の八洲学園大学です。

八洲学園大学は通信制の大学なので、1度も通学すること無く最短半年で図書館司書資格を取得することが出来ます。

学費は単位ごとに定められているので、ご自身のスケジュールに合わせた履修が可能です。

大学図書館司書のおしごとに気になる方はぜひ資格取得を目指してみてくださいね。

↓まずは無料で資料請求!↓

ネットで通える通信制大学【八洲学園大学】

コメント

タイトルとURLをコピーしました