図書館の統計について

仕事内容
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今回は図書館司書の仕事として一見関係ないような統計業務についてお話してみようかなと思います。

しかし統計業務は私自身も担当して間もない状態ですので知識としては不十分であることをご承知おきください。

図書館司書はこんなこともしているんだよ、という参考程度に見ていただければと思います。

図書館における統計とは

図書館によって統計のとり方などは様々なのですが、大体の図書館では以下のデータを収集しているかと思います。

  • 蔵書数
  • 入館者数
  • 貸出人数
  • 貸出冊数
  • 貸出者内訳

というのが図書館の主なデータとなります。

その他にも図書館によっては滞在者時間やラーニングコモンズ利用者数、視聴覚資料利用数なども取っていると思います。

まとめた統計データは毎年文部科学省に提出しており、その結果を文部科学省HPで閲覧することができます。

統計で何を意識するか

統計データは学校や文部科学省に提出するために取っているのですが、それらの数字からいろいろなことを分析することが可能です。

入館者や貸出数も図書館の利用度を示す大事な数字ですが、何学部が多く借りているのか、何類の本がよく借りられるのか、どの時間帯が一番学生が多いのかなど細かい統計から学生の動きが読み取れます。

例えば私の働いている図書館での利用者の多くは統計を分析すると、2回以上図書館を利用しているいわゆる「リピーター」であることがわかりました。

ならば利用者を更に増やすためには、「新規の利用者」を取り込む必要があります。そのためにはどういったイベントやアピールが必要でしょうか……というように統計の表す数字からより良い図書館のあり方を考えることができます。

利用者の動きを考えて運営していくことが大事

毎日図書館で働いていると忙しい時間やよく利用する学生、よく貸し出される本などは自然と分かるようになってきます。

図書館の動きを知るには一番は司書の目と経験だと思っているので、統計という机上のデータや数字は提出するために出すけれど分析はわざわざしない……という図書館もあるかもしれません。

しかし統計というのは見てみると意外と面白いものです。

私は数字が苦手なので初めて統計業務を教わったときは決められた作業をすることで精一杯で分析などは以ての外でした。

しかし出張で研修を受けたり、勉強会を開いたりして統計の見方を少しずつ勉強していくと、「こうしたら利用者が来てくれるかも」「こんな企画を出してみたい」などアイデアが出せるようになってきました。

一見堅苦しそうな統計業務ですが、もし触れる機会があったらぜひその数字の意味を分析してみてください。

その図書館の良さや改善点が見えてくるかもしれません。

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