大学の図書館司書の仕事内容についていろいろとご説明させていただいていますが、一日のスケジュールはまだ想像しづらいと思います。
今回は私の一日の業務パターンをご紹介していきますので、一つの参考にしていただければと思います。
ちなみに私が担当している業務は閲覧・広報・ILL・利用教育・ラーニングコモンズです。
パターンその1:ILLに集中できる一日
- 12:30 出勤
- 12:30~12:40 午前中のシフトの人と引き継ぎ
- 12:40~16:00 ILLで届いた複写物の処理・返却処理
- 16:00~17:00 休憩
- 17:00~19:30 ILLの依頼処理・受付処理
- 19:30~20:00 閉館作業
- 20:30 退勤
とにかくILLをやるぞ!という一日です。
ILLという仕事は忙しい時とそうでない時の差が激しいです。
ILLが溜まりに溜まってしまった時や他のILL担当の方がお休みのときなどはこういう日があります。
ILLについては下記記事をご参照ください。
パターンその2:オリエンテーションがある一日
- 8:30 出勤
- 8:30~9:00 開館作業
- 9:00~12:00 オリエンテーションの配布資料の作成・チェック・確認
- 12:00~13:00 休憩
- 13:00~13:15 お昼出勤の人と引き継ぎ
- 13:15~15:00 オリエンテーション最終確認
- 15:00~16:00 オリエンテーション
- 16:00~17:00 片付け・報告メール作成
- 17:00 退勤
オリエンテーションの担当だと、私の場合は丸一日取られてしまいます。
当館のオリエンテーションでは依頼してもらった先生や申し込んだ学生の要望を聞き取り、検索するメニューや説明内容を変えています。
全てに台本が完璧に出来ているわけではないので、その要望に沿って台本を組み替える必要があります。
見本の本を用意したり、パネルを用意したりととにかく準備が大変です。
オリエンテーション(利用教育)については下記記事をご参照ください。
パターンその3:ひま?な一日
- 12:30 出勤
- 12:30~12:40 午前中のシフトの人と引き継ぎ
- 12:40~14:30 ILLで届いた複写物や図書の処理
- 14:30~16:00 次の企画の資料集め・ポスター作成
- 16:00~17:00 休憩
- 17:00~18:00 新着本の装備・区分変更
- 18:00~19:00 ILLの依頼処理
- 19:00~19:30 配架
- 19:30~20:00 閉館作業
特に大きなイベントが無い時はこのようにいろいろな業務を転々とやっています。
配架などは朝イチか夜の人が少なくなってから行うことが多いですね。
ILLはヒマなときでも仕事はゼロではないので、合間合間に少しずつ処理をしていきます。
企画のポスターや準備は急ぎではないですが、直前に一気にできるものではないので時間ができたりアイデアが浮かんできたら取り組むようにしています。
簡単に言うと、その時ある仕事を優先順位をつけてやる、という感じですね。
利用者対応が前提にあることを忘れてはならない
以上いろいろな仕事をやっています~という感じに書かせていただきましたが、どの時間にも共通して最優先で行うのが利用者対応です。
カウンターに利用者さんが来たら何をしていても(オリエンテーションは別ですが)まず利用者対応です。コンビニやスーパーのレジと同じですね。
例えばその利用者対応がレファレンスだったとして、かなり時間がかかってしまうこともあります。
速達のILL依頼ですぐに取り組む必要があることもあります。
紹介状作成の依頼だと相手館に所蔵調査のFAXを至急作る必要があります。
このように利用者対応一つによって一日のスケジュールが大きく変わってしまうことはザラにあります。
司書のスケジュールは大学や派遣会社の契約によって大きく異なるため、以上の例はあくまで私の一例に過ぎません。
しかし利用者対応は絶対に疎かにしてはならないのはどの図書館にも共通して言えることだと思います。
働きながら図書館司書資格を目指したい方へ
図書館司書資格は規定の科目を大学・専門学校ですべて履修することが取得の条件です。
難しい試験などはありませんが、講義を受ける必要があるため仕事や家事で忙しい方は取得が大変かもしれません。
それでも図書館司書資格を目指したい方におすすめなのが、通信制大学の八洲学園大学です。
八洲学園大学は通信制の大学なので、1度も通学すること無く最短半年で図書館司書資格を取得することが出来ます。
学費は単位ごとに定められているので、ご自身のスケジュールに合わせた履修が可能です。
大学図書館司書のおしごとに気になる方はぜひ資格取得を目指してみてくださいね。
↓まずは無料で資料請求!↓
コメント