大学図書館司書ってどんな仕事?5分で解説!

仕事内容
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こんにちは、某私立大学で図書館司書をしているmizと申します!司書歴は8年ほどと、まだまだベテランと言うには遠い私なのですが、大学図書館のお仕事はとても楽しいしやりがいがあると感じています。

この記事では、そんな現役司書の私が「大学図書館司書」というお仕事について興味が少しでもある方のためにざっくりと解説をしていこうと思います。ただ、大学によって司書のお仕事内容はだいぶ異なってきますので、あくまで一例であるということはご了承ください。

大学図書館司書=大学職員とは限らない

大学図書館司書は読んで字の如く、大学構内にある図書館で働いている司書のことを差します。

ということは、「大学の図書館で働きたいなら大学の職員になればいいのでは!!」と考える方も多いと思います。しかし、現実は違うのです。

大学の図書館で働いている司書の多くは、大学とは別の派遣会社に所属していたり、図書館事業を運営している別の会社が業務委託を受けて司書として働いているパターンがほとんどです。

司書たぬき
司書たぬき

大学生の頃、司書になりたくて大学職員の求人に応募しまくってたんですけど全くの見当違いでした(汗)

現に私も所属は大学職員ではなく別の会社の契約社員で、その会社が大学から業務委託の契約をして司書の仕事を請け負っています。

もちろん大学によっては、大学が直接司書を雇うケースもありますので全てが派遣というわけではありません。しかしそういった大学は多くはないので、もしどうしても大学図書館で働きたい!という思われたなら派遣会社の求人を見てみるのも手です。

仕事内容について

図書館司書と聞いてみなさんはどんなイメージを思い浮かべますか?カウンターに座って本の貸出や返却処理をしている姿をイメージした方が多いと思います。

もちろんそれも図書館司書の大事な仕事の一つです。そういったカウンターで行う業務を閲覧業務と言います。また、返却されてきた本を本棚に戻す仕事を配架(排架)と言います。

この閲覧・配架は公共図書館・大学図書館に関わらず全ての図書館に共通する仕事です。しかし皆さんの目には見えないところで実はたくさんの業務を抱えていたりするんですよ。

ここでは、閲覧や配架だけではない大学図書館の仕事の一部をご紹介します。大学図書館ならではのお仕事もあるので、要チェックですよ♪

本の発注・整理・装備

図書館に新しく入れる本を選定し発注するのも司書の仕事の一つです。届いたらデータを登録し、ラベルやバーコード、蔵書印など図書館のものと分かるように本の装備を行います。

全ての図書館でやっていることなのですが、大学の場合は図書館が図書館の予算だけで本を買うのではなく、各学部から依頼を受けて買ったり、教員が図書館に入れてほしい本を申請したりします。

こうして学部や大学のポリシーに応じたその大学ならではの蔵書構成ができていくんですね。

入退館管理

大学の図書館は、もちろんその大学に通う学生さんや先生のための図書館です。しかし、近年では近隣に住む方や卒業生、協定を結んでいる他大学の学生などにも図書館サービスを提供している大学がほとんどです。

ただ、高い学費を払って大学に通っている学生さんとタダで利用できる一般の方とが同じ利用規程ではいけません。区分を分けて、利用できる施設や資料を制限しなければならないんです。

本の貸出や返却を行うだけでなく、図書館に入る利用者の管理も司書の大事なお仕事です。

ILL

大学図書館は大学の施設の一つであるため、学生や先生の学習・研究をサポートするのが重要な役目となっています。ただどうしても一つの図書館では蔵書できる資料も限られています。

そういった時のサービスとして、他大学とやりとりをして資料の貸借を行うILLというサービスが大学図書館にはあります。正式名称はInter Library Loanと言い、日本語では「図書館相互利用」と訳されます。

利用者から取り寄せの依頼を受け、所蔵している大学を探し手続きを行います。ILLは多くの大学図書館で行われているため、専用のシステムがあります。

利用教育

図書館といえば本を読んだり借りたりする場所だと思っていませんか?実は最近の大学図書館では本だけでなくいろいろなサービスを提供しているんです。

大学によって様々なのですが、視聴覚資料が見られる施設があったり、ディスカッションルームがあったり、パソコンが自由に使える施設があったりと実は本以外にもいろいろな情報資源が図書館にはあります。

図書館は学習に本当に便利な施設なのですが、実は図書館を一度も利用せずに大学を卒業する学生さんって意外と多いんです。そういった学生さんに図書館の使い方や魅力を知ってもらうために、図書館の使い方のオリエンテーションなどを開催しています。

施設紹介や本の検索の仕方など初級編はもちろん、新聞や論文を読むことができるデータベースの使い方をレクチャーすることもあります。意外と人前で話す機会が多いんです……!

どんな仕事ができるかはアナタ次第!

上記で説明した以外にも大学図書館の仕事はたくさんあります。業務内容は働く大学や所属する会社によって大きく異なります。

どんな司書になるかは働いてみないとわかりません。中には覚えることがたくさんあったり、正直苦手だな……と思うこともあると思います。

でもみんな初心者から始めているので心配することはありません!いろいろな業務を経験して、自分が楽しい!合っている!と思える業務に出会えるはずなので、ぜひ大学図書館で一緒にお仕事をしましょう♪

働きながら図書館司書資格を目指したい方へ

図書館司書資格は規定の科目を大学・専門学校ですべて履修することが取得の条件です。

難しい試験などはありませんが、講義を受ける必要があるため仕事や家事で忙しい方は取得が大変かもしれません。

それでも図書館司書資格を目指したい方におすすめなのが、通信制大学の八洲学園大学です。

八洲学園大学は通信制の大学なので、1度も通学すること無く最短半年で図書館司書資格を取得することが出来ます。

学費は単位ごとに定められているので、ご自身のスケジュールに合わせた履修が可能です。

大学図書館司書のおしごとに気になる方はぜひ資格取得を目指してみてくださいね。

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