大学図書館で働いていて嬉しいこと/つらいこと

リアルな話
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大学の図書館司書というのは公共図書館の司書とは業務内容や雰囲気が大きく異なります。

公共図書館は公共図書館のやりがいがあるように、大学図書館には大学図書館のやりがいがあります。

今回は大学図書館で7年勤めている私自身の仕事をしていて嬉しいことつらいことをまとめてみました。

いつもに増して主観な記事ですので一つの参考程度に思っていただければ幸いです。

大学図書館司書として働いていて「嬉しいこと」

私は7年現在の図書館で勤めていますが、毎日楽しく働かせていただいています。

もちろん一緒に働いている仲間が良いというのもありますし、環境の問題もあります。

そんな中で「大学図書館司書」として働いていて嬉しいことを考えてみました。

大学時代の知識が活かせる

私は大学は文学部で歴史を専攻していました。

就職活動ではなかなかその知識は活かせませんが、大学図書館では資料探しやレファレンスなどで知識を活かせる場面があります。

また、大学の先輩としてレポートの書き方データベースの使い方などを学生に教える際も自分の経験が役に立ったりします。

パソコンスキルが上がる/検索スキルが上がる

図書館司書はパソコンを使う業務がほとんどです。

Wordで企画書を作ったり、Excelで統計を取ったり、Powerpointでオリエンテーションのスライドを作ることなど様々なソフトに触れることがあります。

レファレンスを受けた時やILLではデータベースやサーチエンジンを駆使して論文の所在調査をしたりします。

始めは皆初心者でしたが、やれる業務が増えるにつれてどんどんスキルも増えていくのでスキルアップにはちょうど良いと思います。

いろいろな業務にチャレンジできる

大学図書館は図書館としての機能だけではなく、学習支援としての機関も兼ねています。

視聴覚を取り扱ったり、ラーニングコモンズを併設して運営したり、パソコンを貸し出したり、レポートを作成するアシストをしたりと大学によってその役割は様々です。

また、閲覧業務の他にもオリエンテーションを行ったりILLを担当したり、広報としてポスターや企画を作ったりすることもあります。

そのため多くの業務を複数人で持ち回りで担当することがほとんどです。

いろいろな業務を担当することはそれだけ覚えることが増えるということなので大変は大変なのですが、作業が単調にならず毎日違った業務ができるので飽きのこない楽しさもあります。

学生や教員に感謝してもらえる

月並みですが、利用者に「ありがとう」と言ってもらえるのも嬉しいポイントです。

特に学生は欲しい資料が見つからなかったり、レポートが書けなかったりで助けを求めに図書館に来ることがあります。

そういった困った学生に的確な資料を提供できるととても感謝してもらえるのでこちらも励みになりますね。

また先生方にもILLなどで素早く資料を取り寄せたり、紹介状を発行したりすると喜んでくださる方もいます。

そういった感謝の言葉があるからこそ一人ひとりの利用者が満足できるサービスを提供できるように頑張ろうと思います。

大学図書館司書として働いていて「つらいこと」

次は逆に理想と現実のギャップがあり「つらいと思うこと」を上げてみます。

業務内容というよりも、待遇面などが主な原因ですね。

給料が少ない

一番はやはりこれですね。私は私立大学の業務委託の契約社員なので年収が少ないです。

正規の大学職員が年収500万とかあるのに対し、私は200万ちょいといったところです。

ボーナスもありませんし、時給なのでシフトに入る数が少ないお盆や年末年始などは軽くピンチにもなります。

これは非正規雇用の問題でもありますので、改善されると良いのにな……と思います。

意外と体力仕事

これは大学図書館に限ったことでは無いのですが、図書館司書は意外と動きますし汚れます。

私は運動音痴で本当に体力が無いので、毎日書庫出納に行くたびに息切れしています。

司書というとカウンターに座っていて大人しいイメージがありがちですが、重いものを持つ機会も走る機会もあるので、体力はあったほうが良いかもしれませんね。

夜遅くに仕事が終わることもある

大学図書館の開館時間はかなり長いところが多いです。

というのも、大学は6限や7限までやっていたり、昼間働いている社会人院生のために夜間も開館していることが望まれているからなんです。

私の勤める大学図書館は20時閉館ですが、21時や22時に閉館している図書館も多いです。

開館時間が長いということはそれだけシフトにもばらつきがあり、遅番になると帰宅が21時近くになってしまうこともあります。

私は未婚なので遅番でも平気なのですが、主婦の方や家庭を持っている方にはネックなポイントかもしれませんね。

募集要項をしっかり読んで悔いのない就職活動を

以上、個人的に思う大学図書館司書の嬉しいこととつらいことを上げてみました。

少しでも大学図書館司書を目指す方のイメージづくりの助けになれば幸いです。

これは職場の環境や契約によって大きく異なると思うので、大学図書館で働きたい方は求人の募集要項や業務内容をしっかりと読んで、後悔の無いようにしましょう。

働きながら図書館司書資格を目指したい方へ

図書館司書資格は規定の科目を大学・専門学校ですべて履修することが取得の条件です。

難しい試験などはありませんが、講義を受ける必要があるため仕事や家事で忙しい方は取得が大変かもしれません。

それでも図書館司書資格を目指したい方におすすめなのが、通信制大学の八洲学園大学です。

八洲学園大学は通信制の大学なので、1度も通学すること無く最短半年で図書館司書資格を取得することが出来ます。

学費は単位ごとに定められているので、ご自身のスケジュールに合わせた履修が可能です。

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