司書に向いている人/向いていない人

特徴
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今回は自分が7年間大学図書館に務めてきて、「こういう人が大学図書館司書に向いているんじゃないかな?」とふんわり思ったことをまとめてみようと思います。

これから大学図書館で働いてみたいと思う方の参考になれば良いのですが……。

大学図書館司書に向いている人

大学図書館司書に向いている……というよりは、「こういう人だったら能力を活かせそう」「こういう人なら働きやさすそう」という人をまとめてみました。

全部当てはまる人はそうそういないと思います。

一つでも当てはまれば十分なのでぜひ自分に当てはまるところが無いか探してみてください。

人と関わるのが好きな人

図書館司書はあくまで接客業です。

機械的に本の貸し出し・返却を行うのではなく利用者と会話をしたりレファレンスという質問を受けたりします。

利用者に喜んでもらったり「ありがとう」と言われることでモチベーションを上げられる方は司書の仕事も楽しいと思います。

新しい情報を積極的に収集できる人

図書館は人に情報を提供する場所です。

図書館を利用する人は自分の知らないことを知りたくてくるので、司書はなるべく分かりやすく利用者が求める情報にたどり着けるようにサポートしなければなりません。

情報は日々更新されていくので、図書館員もなるべくアンテナを立てて情報を収集できる人が望ましいですね。

検索が得意な人

上述したとおり、利用者は図書館に調べ物や欲しい情報を探しに来ます。

それをすぐに提供できればいいのですが、司書もすべてを知っているわけではないので検索をして情報を探す必要が出てきます。

インターネットを使った検索はもちろん、辞書や目録を使って情報を探すこともあります。そういった情報探しが得意な人は司書になると心強いですね。

また、大学ではILLといって他大学の図書館とやり取りをします。そういったときもデータベースや電子ジャーナルを検索したりするので検索スキルは大学図書館司書にとってとでも重要と言えます。

アイデアをたくさん出せる人

図書館も入館者を増やすにはただ受け身でいるわけにはいきません。

利用者が図書館に来たいと思ってくれるような企画展示やイベントを常に考える必要があります。

季節のイベントや本屋大賞・芥川賞/直木賞など本にまつわるものなどを利用したり、大学生が興味を引きそうな本をピックアップして展示したりします。

他にもちょっとしたポスターやグッズ、ホームページの文言など広報活動も怠るわけにはいきません。

利用者が豊かに図書館を利用してもらうためにもアイデアを出し続けられる司書でいたいものです。

大学図書館司書に向いていない人

逆に大学図書館司書にあまり向いていないかも?という人についてもお伝えしたいと思います。

しかし、ここに当てはまるからといって図書館司書にならないでほしいというわけではありません。

現に私はけっこう当てはまっています……(汗)

図書館って静かで司書も大人しそうなイメージがあるかもしれませんが、意外と動き回るしコミュニケーション力も必要なんです。

見た目とギャップがあるので注意して欲しいというだけですので、理解した上で図書館司書を目指してほしいと思います。

黙々と作業をしたい人

図書館は利用者対応や他の職員との打ち合わせなど、とにかくよく人とコミュニケーションを取る仕事です。

黙々と作業をするときもたまにありますが、人と話したりすることが多いのでコミュニケーションを取るのが苦手な方は要注意ですね。

立ち仕事や力仕事をしたくない人

図書館司書はカウンターに座っているだけ、という印象が強いかもしれませんが意外とそうではありません。

本が返却されたら本を棚に戻しにいかなくてはいけませんし、利用者のためにあっちの棚こっちの棚と奔走することもあります。

棚を整えるために本の大移動などを行うこともあり、けっこう体力仕事だったりします。

私も入社してすぐに本の移動を大量にさせられて腱鞘炎になったりしました(笑)

勉強が嫌いな人

勉強といっても学校で受けるような勉強のことではありません。

大学図書館は本の貸し借り以外にもいろいろな仕事があります。基本的にみんなでいろいろな仕事を持ち回りで担当する事が多いので一つの仕事だけ完璧にできれば良いというわけではありません。

そのため、「新しい仕事や業務をどんどん覚えていくぞ!」という姿勢がとても大事になってきます。

私はILL担当なのですが、ILL担当が2人しかいないため新しい人に引き継ぎをしたいのですが他の人には「難しそう」と言われて避けられてしまっています。

やってみるとそんなに難しくはないのですが、独特のシステムではあるので覚えるまでは大変です。

普段の業務も頑張りつつ他の業務の勉強もする、そういうポテンシャルがあると良いなぁと思います。

本の好き嫌いはあまり関係ない!?

よく「図書館司書は本が好きじゃないと!」というのを良く見ますが、私個人的には本の好き嫌いと司書の向き不向きは関係ない気がします。

もちろん本が好きであることに越したことはないのですが、私の働いている図書館のスタッフで本を全然読まない方もいらっしゃいます。

本と人を繋ぐ職業ですので、利用者の求める情報を汲み取り適切に案内できるコミュニケーション力検索力がある人が司書に向いているのかと思います。

働きながら図書館司書資格を目指したい方へ

図書館司書資格は規定の科目を大学・専門学校ですべて履修することが取得の条件です。

難しい試験などはありませんが、講義を受ける必要があるため仕事や家事で忙しい方は取得が大変かもしれません。

それでも図書館司書資格を目指したい方におすすめなのが、通信制大学の八洲学園大学です。

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