今回は図書館司書資格とは別に、図書館司書として働くにあたって更にスキルアップできる資格をご紹介します。
もちろん、これらを持っていなくても司書として働くことはできるので参考程度に見ていただければ幸いです。
検索技術者検定(検索検定)
一般社団法人情報科学技術協会が実施している情報検索の技術検定です。
難易度別に3級・2級・1級とあり段階を踏んで受けることができます。
情報検索技術を勉強している大学生・社会人・図書館司書を対象としており、情報リテラシー・検索能力・情報要求者とのコミュニケーション能力などか問われています。
3級は入門的な位置づけであり、テキストや講習などで勉強すれば受かりやすいと言われています。
対して2級・1級はプロフェッショナルを育成するためのものなのである程度の知識と実務経験が問われます。
大学図書館に限らず、幅広く知られている検定なので図書館司書の方で持っている方も多いのではないでしょうか。
IAAL大学図書館業務実務能力認定試験
NPO法人大学図書館支援機構が実施している大学図書館で働く人のための試験です。
総合目録と情報サービスと2種類のコースがあり、総合目録の中で図書初級・図書中級、雑誌初級・雑誌中級と細かく分けられています。情報サービスは現時点では文献提供の1コースのみです。
それぞれNACSIS-CAT・目録システムコーティングマニュアルの知識や多様なデータベース、Worldcatの知識などまさに実務向けの試験です。
私は図書初級と情報サービスを数年前に受けたことがあるのですが、散々な結果になりました……。
合格率は50%ほどとかなり厳しいことが分かります。
2019年の情報サービス試験の合格率は1.1%……一体どんな問題が出たんでしょうか(;’∀’)
知識と経験に自身のある方はぜひ。(2021年は新型コロナウイルス感染拡大のため中止となっています)
情報処理技術者試験
独立行政法人情報処理推進機構が実施している、情報処理の基礎的な知識から高度な技術まで幅広い知識を総合的に評価している試験です。
こちらは経済産業省が認定するれっきとした国家試験です。
試験区分は13もありレベルも入門的なものから高度な知識と技術を要するものまで様々です。
一般の社会人がまず受ける試験として「ITパスポート試験」があります。こちらは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
図書館司書に関わらず、IT社会の現代において受けておいて損はない試験です。
実際にITパスポート試験合格者は優遇するという大学図書館司書の求人も見かけました。
ともあれ、図書館司書資格を目指そう
以上大学図書館司書にとって役立つ資格を3種類ご紹介しましたが、図書館司書として働くのに一番大事な資格は言わずもがな図書館司書資格です。
司書の求人を見るとほとんどの応募条件欄には「図書館司書資格必須」と書かれています。中には司書資格が無くてもOKな求人もありますが、司書として働くなら図書館に関する知識はつけておいて損はないです。
さらにステップアップしたい!頭一つ抜けた司書になりたいという方は上記の試験にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
司書資格の取得方法は下記記事で詳しく解説しています。
働きながら図書館司書資格を目指したい方へ
図書館司書資格は規定の科目を大学・専門学校ですべて履修することが取得の条件です。
難しい試験などはありませんが、講義を受ける必要があるため仕事や家事で忙しい方は取得が大変かもしれません。
それでも図書館司書資格を目指したい方におすすめなのが、通信制大学の八洲学園大学です。
八洲学園大学は通信制の大学なので、1度も通学すること無く最短半年で図書館司書資格を取得することが出来ます。
学費は単位ごとに定められているので、ご自身のスケジュールに合わせた履修が可能です。
大学図書館司書のおしごとに気になる方はぜひ資格取得を目指してみてくださいね。
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