大学図書館司書のリアル、お伝えします!

はじめに

はじめまして、ようこそおいでくださいました!管理人のmiz(みず)と申します。

大学を卒業してすぐご縁がありまして大学図書館で司書として現在まで働かせていただいています。

しかし、実は就職活動は散々だったんです(汗)

「大学図書館で働きたい!」と思ってはいたものの、大学図書館=大学で働く人・大学職員=じゃあ大学の求人に応募しよう!!という固定観念から全国あらゆる大学を受けまくり、そして落ちまくりました(TдT)

管理人代理たぬき
管理人代理たぬき

司書の雇用形態も調べずに想像だけで就活してたんですよね;

今の会社に入ってから思うと、その求人の探し方は「半分正解・半分間違い」だったんです。

そんな自分の経験と、実際に大学図書館で働いている私の視点から大学図書館で働きたいと思う人のために情報を発信しようと思いこのブログを立ち上げました。!

この記事ではさらっと大学図書館司書というお仕事についてご紹介しますので、もっと深く知りたいコンテンツがありましたら更に詳細記事を見ていただければと思います♪

大学図書館の特徴

まず皆さんは「図書館」と聞くと、お住いの街にある公共図書館を思い浮かべると思います。

公共図書館は一般的に自治体が運営しており、子どもからお年寄りまでいろいろな年齢層の方が利用することができます。

一方で私が働いているのは大学の施設の一部として建てられている図書館です。基本的には大学に通う学生さんや教鞭をとる先生方の利用を一番に考えています。

そのため、大学図書館には

  • 利用者層が限られている
  • 研究のための学術的な本が多い
  • 休館日は大学カレンダーに準じている
  • 学生の勉強や課題をサポートするサービスが充実している

という特徴があります。

更に詳しい特徴を以下の記事とカテゴリーでご紹介していますのでぜひご覧ください♪

大学図書館の特徴についての記事一覧はこちら

大学図書館の仕事内容

まずみなさんが想像する図書館司書の仕事内容は、「カウンターに座っていて本の貸出や返却を行う」というものではないでしょうか。

大学図書館の仕事ももちろんそういった貸出返却処理も行いますし、本を棚に戻したり新しい本を登録したり目録を作ったりというTHE・図書館司書!みたいな仕事もあります。

一方で大学図書館ならではのお仕事もあります。雇用形態や図書館の規模によって違いがありますが、

  • 本や論文の検索方法を伝えるオリエンテーション
  • 他大学と論文や書籍のやりとりを行うILLサービス
  • アクティブ・ラーニングを支援する「ラーニング・コモンズ」という施設の管理

などなど様々な仕事を行っています。

管理人代理きつね
管理人代理きつね

大学に限らないけど、図書館司書は以外と体力がいる仕事なんですよ><

図書館で働く=おとなしい人というイメージがありがちですが、実際の図書館司書は人前で喋るし館内を歩き回るし電話もガンガンする意外とアクティブなお仕事が多いんです。

詳しくは下記の記事を参考にしてみてください。

大学図書館司書の仕事内容の記事一覧はこちら

大学図書館で働くためのスキル

大学図書館も公共図書館と同様に、一般的に「図書館司書資格」を持っている人が司書になることを許されるパターンが多いです。

なので、公共にせよ大学にせよ、とにかく「図書館司書になりたい!」という方はまず図書館司書資格の取得を目指してください。

ただ、図書館司書資格を持っていなくても大学図書館で働くことは可能です。もしどうしても資格を取る前に働いてみたい!という方がいましたら求人の募集要項に「図書館司書資格必要」と書かれていないところを探してみてください。

しかし図書館で働く以上、資格を持っていたほうが圧倒的に有利であることには違いないです。

司書資格のとり方にはいくつか方法があります。

  • 大学などで司書講習を受ける(約2ヶ月)
  • 大学で司書資格に必要な科目をすべて取得する(半年~1年間)
  • 司書講習で司書補になり、現場で3年働いて司書講習をうける(高卒の方限定)

一番早く資格取得ができるのは司書講習です。だいたい7月~9月の2ヶ月間、みっちり大学で講習を受けて取ることができます。司書講習は全国の大学で開講していますので、文部科学省のサイトでお近くの開講校をチェックしてみてください。

すでにお仕事をしていたり、主婦として家のことをしなきゃいけなかったりで2ヶ月間も毎日学校に通えない!という方には通信制大学で司書科目をすべて受講するのがおすすめです。

時間は長くかかってしまいますが、自分のペースで講義スケジュールも組めるのでお仕事しながらでも無理なく司書資格取得を目指せます。

管理人代理たぬき
管理人代理たぬき

私も入社時は司書資格が無かったので、働きながら通信制の大学で司書科目を受けました!

おすすめは八洲学園大学です。八洲学園大学なら本来ならば学校に行かなければいけないスクーリング科目もすべてオンラインで行っているので、一度も学校に行く必要がありません。

八洲学園大学をチェックする

司書資格のとり方についてはそれぞれ細かく説明していますので、各記事をご覧ください。

大学図書館司書のスキル・資格についての記事一覧はこちら

大学図書館司書の給料・業務形態は?

就職活動をするにおいて、お給料というのは必ずチェックしておきたいポイントですよね。

まず夢を壊すようなことを言ってしまうのですが、大学図書館司書のお給料はそんなに高くないことが多いです。

というのも、今大学図書館で働いている司書さんの多くは正規の職員ではなく派遣会社や業務委託の別会社に所属している非正規職員だからです。

所属している派遣会社によりますが、給料は時給制でボーナスもほとんどありません。

管理人代理たぬき
管理人代理たぬき

私もボーナス無しです(TдT) 時給自体は毎年少しずつ上がっているんですけどね……。

一般的な大学職員は年収500万を超えるのに対し、非正規の司書はその半分がやっとです。1人暮らしならなんとか生活をすることができますが、家族を養う大黒柱になるには厳しいです。

それでも求人によっては待遇が良かったり、大学自体が司書を募集している(外注じゃない)求人もありますので、根気強く探していけば良いお給料の求人もあるかもしれません。

どんな求人があるか見てみたい人はぜひ日本図書館協会の求人情報を見てみてください。大学図書館だけではありませんが、図書館に関する求人が集まっています。

そんな安心とはなかなか言えない大学図書館司書の待遇ですが、仕事はとても楽しいのでぜひ目指していただきたいなと思います!

大学図書館司書のリアルな話の記事一覧はこちら

大学図書館司書は楽しい!♪

以上、大学図書館司書のお仕事について簡単にご説明させていただきました!

資格が必要だったり、お給料などキビシイところもあるのですが、大学図書館で働くことはとても楽しいと思っています。ILLやオリエンテーションなど専門的な知識が必要な業務もあるのですが、仕事をしながら覚えることが十分可能です!

公共図書館とはまた違った側面を持つ大学図書館でのお仕事、少しでも興味を持っていただければ幸いです♪

このブログもどんどんアップデートしていきますので、チェックしていただければとても嬉しいです(*´ω`*)

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